【 工房撮影動画 】
杉本あずき 様
江口えいと 様
車椅子に乗っている写真や動画を送っていただきありがとうございます。
私たちが作った車椅子がご依頼ワンちゃんに届いた後、サイズは合っているだろうか、調整はどうか?歩けそうか?
とても不安で心配です。
すぐに歩けなくても、ぜひ写真や動画を送ってください。
調整や練習方法などアドバイスもいたします。
また、皆様の写真や動画を基に今後の車椅子製作にフィードバックしていきたいと思います。
車椅子をお考えの飼い主様へ、
このアルバムをご覧いただき、ご参考にしていただければ幸いでございます。
(製作に時間を消費しているのでアルバムには画像と動画を貼り付けるのが精一杯でございました)
【 ミニチュア・ダックス 】
【 ウェルシュ・コーギー 】
【 トイ・プードル / キャバリア】
【 ミニチュア・ピンシャー / ミニチュア・シュナウザー 】
【 パグ / フレンチブル 】
【 ジャック・ラッセル・テリア / 柴犬 】
【 シーズー / ビーグル 】
【 ミックス ・その他 】
Before
コーギーに多いDMの典型的な症状が出ています。進行すると立てなくなってしまいます。そうなる前に車椅子に乗せてあげることをお勧めします。歩けない期間が長引くと前肢やお腹の筋力も衰えてしまいます。足がふらつく、クロスしてしまう、ナックリングしてしまう、そんな症状が出てきたら車椅子をご検討ください。
After
ほんの少しの力が足りないだけで歩けなくなってしまうようです。車椅子はその足りない力を補うことができます。
車椅子で歩けるようになるまでに時間のかかる仔もいますが、慣れれば走ってしまう仔もいます、下の「排泄」の動画もMOCA様です。
Before
パグやフレンチブル系の犬種では、腕が外側に踏ん張っているせいか車椅子に乗ってもバックしてしまうことが少ないようです。ただし、車椅子に乗ると固まってしまうようです。
最初に送っていただいたRYO様の動画も、固まっている様子でした。
After
練習と慣れでこんなに歩けるようになっていました。飼い主様も頑張ってくれたようですね。製作させていただた私たちも、とても嬉しくなる動画です、ありがとうございました。
Before
M・ダックスに多いのはヘルニアです、完全に後肢が麻痺してしまっている仔が多いです。YUU様のように前肢だけでも動ける内なら2輪車椅子で十分歩けます。
After
コーギーは後足を吊るとバックしてしまいますが、M・ダックスはすぐに車椅子で歩ける仔が多いです。
このサイズのワンちゃんは飼い主様が抱っこして散歩している姿を見掛けたりもしますが、やっぱり自分で歩きたいんですよね。
Before
車椅子に乗ったばかりの様子で、まだ動きがぎこちないです。
と言っても、バックしてしまったり固まってしまう仔も少なくないので、初めから歩けるだけでも良しとしたいところです。
After
まさかのダッシュ!!
自力で歩けないのが嘘のようです。
車椅子に乗ることで、筋力の低下を防ぎ、歩行感覚を取り戻すことができます。
自力で立てなかった仔が、立てるようになった!歩けるようになった! とのご報告もあります!!
ラブラドール・レトリバーの 折戸 龍 様、
ヘルニアで自力で立てなくってしまったようです。
いただいた採寸画像を見ると、後ろ足はナックリングしてしまっています。
車椅子での歩行練習
上手く乗れていますね!調整もバッチリです!
車椅子に乗って走れるようになったそうです。
吊った後肢も動かしている様子が良く分かります。
立って歩いています!
感動です!!
M・ダックスの 力石クレア 様、
製作完成をお待ちいただく間、試乗車をお貸しいたしました。
画像はクレア様用完成車です。
試乗車で練習しているうちに、自力で歩けるようになってました!!
(完成車は納車いたしました)
飼い主様の皆様がご心配されるのは、車椅子に乗ったまま排泄できるのかどうかです。
車椅子に乗るとしゃがむことができません、背中を丸めて踏ん張るスタイルができないことに心配される方が多いと思います。
「車椅子に乗ったまま排泄できました」という報告を多数いただいております。
人が心配するほどワンちゃんの適応能力は低くないようです。
歩けない動けない状態よりも、車椅子に乗ることで姿勢が良くなると お通じも良くなるようです。
「いつもよりも大量に出しました」なんて声も聞かせていただております。
ワンちゃんにとって、周囲の臭いを嗅いだり自分に付着しないように排泄できることのほうが排泄スタイルよりも重要なようです。
車椅子に乗るとバックしてしまう仔も少なくないです、特にコーギーに多く見られます。まだ前肢に力がある証拠でもあります。大きな力ではありませんが、前肢は後方向に後肢は前方向に拮抗することでバランスを保って立っています。前肢だけで歩くには慣れが必要になります。
バックしてしまう場合、初めから後足を吊らないで、後足を地面に着かせた状態で乗せてみて下さい。靴を履かせたり、怪我しないような場所でし車椅子に乗せてあげてください。
これ以上の練習方法はないですね~(笑)
コギ様は「いやしい系」の仔が多いのでこの作戦は有効ですね!
食べ物の力は偉大です。
練習のためにオヤツをあげ過ぎて太らせないように注意して下さい、車椅子はピッタリサイズで製作しております。
なだらかな下り坂で乗せてあげることも練習になります。
バックしてしまう仔や固まってしまう仔には有効です。
後ろから押してみてください、そしてバックさせてください。
それを何度も繰り返します。
バックしても足を動かすので歩行訓練になります。
繰り返していると、徐々に前に歩けるようになります。
※ 前肢の角度に注目!!
しばらく歩かなかったので前肢も力が入らず、前方に投げ出すような姿勢になっています。
オヤツ作戦と下り坂作戦で前に歩く感覚を覚えさせます。
これも繰り返し行うことが大切です。
人間が初めて自転車に乗るようなものです。
力の入れ方やコツさえ分かれば、車椅子に乗れるようになります。
試乗している短い時間で、
なんとか前に歩けるようになりました!
※ 前肢の角度に注目!!
真っ直ぐになり、身体を支えて立っています。